応急処置と治療について

応急処置の処理として挙げられるのは、その頭文字を取りRICE処置です。
REST=安静
ICING=冷却
COMPRESSION=圧迫
ELEVATION=挙上
これは、ケガにより悪化を防ぐ処置でケガの直りが早くなるのです。


安静は、内出血や腫れを安静にすることによりそれ以上悪くしないようにします。どんなケガか分からない場合、動かしてしまった場合、更に悪化してしまうのです。

圧迫することにより、傷が付いた血管を血小板が塞いでくれるという処置です。圧迫することで、その部分に血小板がとどまるのです。

挙上すると、例えば心臓より腕を高く上げるということで、血液の流れを遅くする処置です。

冷却は、細胞損傷や毛細血管からの出血により細胞液の流出を止める処置で、周囲の健全な細胞への血流を停止させる処置です。
いわば、健全な細胞を冷やし活性を低下させるのが目的です。
このことから、打撲などした直後にシップ(温感)する行為は、血行の促進をし健全な細胞の活性を上げてしまうので、やってはいけません。
まずは、氷を使って15分から20分冷却をします。この時間には、個人差がありますが、つねってみて痛みを感じないようであれば次に40~50分放置します。これを1日から3日繰り返します。
これ以上悪化させないための処置です。
治療は、3日後から行いましょう。温めたりマッサージしてください。